「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2014/11/30

2014/09/26

お仕事帰りの皆様に向けた「絵解きの夕べ」

「善光寺参り絵解き図 絵解きの夕べ」を開催します。


このたび、お仕事帰りの方や、お若い方にも絵解きをお聞きいただきたいと企画しました。


10月30日(木) 18:30~19:30
南千歳町公民館(長野市南千歳公園北側)2階和室
解説 小林一郎(長野郷土史研究会会長)
絵解き 小林玲子(同会会副会長)、小林竜太郎(同会青年部長)
事前申し込み不要
参加費 500円(小学生以下無料)
主催  長野郷土史研究会


どうぞお気軽にご参加いただき、新作「善光寺参り絵解き図」の絵解きをお聞きください。

2014/09/15

NHKニュースで紹介された絵解き

9月14日(日)に「長野郷土史研究会」主催で、善光寺参り絵解き図完成記念の「絵師の解説でめぐる大絵馬と絵解き図原画」を行いました。


その模様が、翌15日(月)に「善光寺参り絵解き図 披露」と、放送されました。
どうぞ動画でご覧ください。(ニュースですので、当日のみの掲載です)


参加された方が放送局のインタビューに答えて、「善光寺さまに対する愛着が益々わきました」とあり、嬉しく思いました。この絵解き図は、まず地元の皆様に、善光寺や長野のことを、知ってほしいと考え制作しました。


そして私のコメントにもありますように、今後は、北陸ばかりか全国に出向いて絵解きを行い、その地域と善光寺のある長野との深いかかわりを知っていただきたいと夢を描いています。


記:小林玲子

2014/07/26

絵師の解説でめぐる大絵馬と絵解き図原画

行事のお知らせです。
善光寺参り絵解き図完成記念
絵師の解説でめぐる大絵馬と絵解き図原画
9月14日(日)13:30南千歳町公民館(長野市東急シェルシェ隣り、南千歳公園の北側)2階集合
解説後、徒歩(約10分)で八十二別館スペース82(岡田町)へ移動。見学、絵解き後、解散(15:00頃)
参加費:700円(小学生以下無料)
定員:30名 
要事前申し込み(電話 TEL026-224-2673か、メール kyodoshi*janis.or.jp )
*をアットマークに変えてください。

 長野駅前の南千歳町では、昨年町の100周年を記念し、絵師の尾頭(本名 山口佳祐)氏に依頼して、秋祭りの様子を描いた大絵馬「千歳宮秋季例祭神輿渡御図」を完成させました。また尾頭氏は、本会からの依頼により今年「善光寺参り絵解き図」を完成させました。現在、原画は八十二別館で展示されています。それぞれの見学と解説の他、小林玲子により、善光寺参り絵解き図の絵解きも行います。


主催:長野郷土史研究会


記:小林玲子

2014/07/24

県シニア大長野学部「公開講座」で善光寺参り絵解き図の絵解き

長野県シニア大学長野学部公開講座で、善光寺参り絵解き図の解説と絵解きを行います。

 8月20日(水)10:00~15:00
ホクト文化ホール(長野県民文化会館)中ホール

10:00~ 11:45  「善光寺の伝統行事と御開帳」若麻績敏隆師(善光寺白蓮坊住職)
13:05 ~15:00   「善光寺参り絵解き図の解説と絵解き」小林一郎
(長野郷土史研究会会長)、小林玲子(長野郷土史研究会副会長) 
参加無料、事前申し込み不要
年齢にかかわりなく、どなたでもご参加いただけます。

主催:長野県シニア大学長野学部

 

どなたでもご参加いただけます。どうぞお越しください。 
(記:小林玲子)

2014/07/23

「善光寺御開帳前学習会」3回で250名の参加者

7月20日(日)に、善光寺白蓮坊で「第3回 善光寺御開帳前学習会」を行いました。
お集まりになったのは70名の皆様。
開場30分以上前にお見えになった方々には、入場整理券をお出ししました。

最初に絵師の尾頭氏と私で、正面の床の間に「善光寺参り絵解き図」を掛けました。
続いて白蓮坊の執事、鈴木健一氏が、白蓮坊に伝わる「むじな灯籠」の絵解きをしました。
次に私が北海道の函館善光寺から参拝にきた「牛王麿」と、伊勢国福松村の一行の「お戒壇巡り」の絵解きを行いました。

その後、小林一郎会長が「善光寺参り絵解き図で学ぶ善光寺」で講演。
現在と違う建物などを、詳しく紹介しました。

最後に私が「善光寺如来絵伝」の絵解きを行いました。
来春行われる善光寺御開帳のパンフレットには、善光寺縁起が紹介されています。
皆様、大変熱心にお聴きいただきました。

連休中日となる7月20日の善光寺境内は、大変な人出でした。
3月に完成した「善光寺参り絵解き図」を絵解きした「善光寺御開帳前学習会」。
様々なご縁や出会いをいただきながら、3回の行事は無事に終了しました。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

なお20日の学習会には、「日本経済新聞長野支局」と「長野市民新聞」の取材がありました。

2014/07/19

善光寺御開帳を発信する公式HP、ツイッター、フェイスブック

平成27年4月5日~5月31日に行われる「善光寺御開帳」の公式HPができています。

また御開帳では、今回初めてツイッター「信州善光寺御開帳」や、フェイスブック「信州善光寺御開帳」での発信も始まりました。

HPには、地元の「信濃毎日新聞」に掲載された御開帳関連の記事も載っています。

その中には、「長野郷土史研究会」が行った「善光寺御開帳前学習会」の記事も掲載されています。どうぞ記事をご覧ください。
御開帳へ絵解き図で学ぶ善光寺 長野郷土史研究会、学習会スタート



その「第3回 善光寺御開帳前学習会」は、7月20日(日)に開催します。
13時半~15時(開場13時)
会場 善光寺白蓮坊2階大広間
会費 1000円をお配りいたします。


13時から開場です。早めにお越しの方には、白蓮坊入り口で「ご入場券」をお配りします。
どうぞご一緒に、「善光寺参り絵解き図」で、善光寺のことを深く学びましょう。


記:小林玲子

2014/07/16

善光寺白蓮坊で「第3回 善光寺御開帳前学習会」

長野郷土史研究会」では「第3回 善光寺御開帳前学習会」を行います。

日時 7月20日(日)13:30~15:00(開場13:00)
会場 善光寺白蓮坊2階大広間
会費 1000円(小学生以下無料)

白蓮坊は仁王門前の右手の宿坊で、「ギャルリ蓮」を併設しています。
また門前に「むじな地蔵」がまつられています。

絵解きは白蓮坊執事の鈴木健一氏と小林玲子(長野郷土史研究会副会長)が行います。

 続いて長野郷土史研究会の小林一郎会長が「善光寺参り絵解き図で知る善光寺」のお話をします。最後に、小林玲子が「善光寺如来絵伝」の絵解きを行います。

 なお開場は開始30分前の13時です。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。
 

(記:小林玲子)

2014/06/23

第2回 善光寺御開帳前学習会で絵解きと講演

6月22日(日)「長野郷土史研究会」主催で「第2回 善光寺御開帳前学習会」を行いました。
会場は、かるかや山西光寺(長野市北石堂町)庫裏の大広間。

お寺のご配慮で、開場までの待ち時間に本堂をお借りして、着席券を配布しました。
大広間に参集されたのは70名以上の皆様。
10時から11時半まで、学習会は行われました。


最初に絵解き図が中央に掛けられました。
「絵は細部まで入念に描きました。終了後、どうぞごゆっくりと絵をご覧ください」と尾頭氏は語りました。


続いて絵解きが行われ、かるかや山西光寺副住職寺庭の竹澤環江氏が、「かるかや山の蛇塚」、小林玲子が「幽霊の絵馬」の絵解きを行いました。


本会会長の小林一郎が、「善光寺参り絵解き図で知る門前町」を講演。
絵解き図を棒で指し示しながら、町のつくりや、江戸時代の領地、街道、山、川、寺社などを詳しく解説しました。


最後にかるかや山西光寺副住職寺庭の竹澤環江氏が「刈萱道心と石童丸」の絵解きを行い、11時半過ぎに終了しました。


終了後、絵解き図の前には大勢の皆様が集まり、間近で熱心にご覧いただきました。


次回、第3回の学習会は次の日程と内容で開催します。
7月20日(日) 13:30~15:00
 会場:善光寺白蓮坊(長野市元善町)
 講演「善光寺参り絵解き図で知る善光寺」:小林一郎(長野郷土史研究会会長)
 絵解き:鈴木健一氏(白蓮坊執事)、小林玲子
 参加費:1,000円(小学生以下無料)
 申し込み不要


今回とは、また違った絵解きを行います。また講演は、善光寺境内の内容です。
大勢の皆様のご参加をお待ちしています。


記:小林玲子

2014/06/16

善光寺参り絵解き図の絵解きと講演


第2回 善光寺御開帳前 学習会」を開催します。



まず地元の皆様に、善光寺のことを知っていただきたいと考えて企画した学習会です。

img030

6月22日(日) 10:00~11:30(開場9:30)

会場 かるかや山西光寺大広間(長野市北石堂町)
講演「善光寺参り絵解き図で知る門前町」 小林一郎(長野郷土史研究会会長)
絵解き 竹澤環江氏(かるかや山西光寺副住職寺庭)、小林玲子
参加費 1,000円(小学生以下無料)
申し込み不要
主催 長野郷土史研究会

 時間が1回目と違って、10時から11時半となっています。
お気を付けてお出かけください。


記:小林玲子

2014/05/30

メディア情報のお知らせ(5月20日信濃毎日新聞、5月22日長野市民新聞)

5月18日(日)、第1回「善光寺御開帳前学習会」が無事に開催されました。
その様子が各メディアで紹介されました。




平成26年5月20日発行の「信濃毎日新聞」





平成26年5月22日発行の「長野市民新聞」




記:山口純子



2014/05/17

5月18日 竹風堂大門ホールで初公開 「善光寺参り絵解き図」の掛け軸


5月18日(日)に「長野郷土史研究会」主催で
「善光寺御開帳前学習会 第1回 新作善光寺参り絵解き図お披露目」を開催致します。


5月18日(日) 13:30~15:00(開場13:00)
会場  長野市大門町の竹風堂大門ホール3階
参加費 500円(小学生以下無料)
申し込み不要
先着90名 当日、着席券をお配りします。

恐れ入りますが満席になり次第、入場をお断りすることになります。
ご理解をお願いします。
参加ご希望の方は、お早めにお越しくださいますようにお願いします。

学習会は第2回(6月22日)、第3回(7月20日)と続けて毎月行われます。
今回、ご都合の悪い方は、そちらにご参加ください。

今後の予定はこちらをどうぞご覧ください。



記:小林玲子、山口純子




メディア情報のお知らせ(5月17日 長野市民新聞)


平成26年5月17日発行の「長野市民新聞」。

長野郷土史研究会会長の小林一郎氏と
同会副会長の小林玲子氏による連載が始まりました。

「伝説歴史 善光寺参り ―新絵解き図より―」と題したこの連載は
隔週で掲載される予定です。



記:山口純子






メディア情報のお知らせ(5月17日 週刊長野)


平成26年5月17日発行の「週刊長野」に
「善光寺参り絵解き図」が大きく掲載されました。



記:山口純子




2014/05/14

メディア情報のお知らせ(5月14日 信濃毎日新聞)



平成26年5月14日発行の「信濃毎日新聞」に
「善光寺参り絵解き図」の展示の様子や今後の催しに関する情報が
大きく掲載されました。


記:山口純子



2014/05/13

メディア情報のお知らせ(5月13日 長野市民新聞)



平成26年5月13日発行の「長野市民新聞」に
「善光寺参り絵解き図」の展示の様子今後の催しに関する情報が
大きく掲載されました。

小林玲子氏のブログ へも詳しく掲載されています。
こちらもご覧ください。


記:山口純子




2014/05/07

メディア情報のお知らせ(5月6日 信濃毎日新聞/4紙連携企画:北國新聞・北日本新聞・新潟日報)



平成26年5月6日発行の「信濃毎日新聞」に
善光寺参り絵解き図への思いを語る 長野郷土史研究会 副会長の小林玲子氏が
大きく掲載されました。

今回の掲載は「新幹線延伸へ 4紙連携企画/沿線キーパーソン」の第8回目で
石川県の「北國新聞」、富山県の「北日本新聞」、新潟県の「新潟日報」の4紙に掲載されました。

小林玲子氏のブログ へも詳しく掲載されています。
こちらもご覧ください。



記:山口純子



八十二文化財団 別館にて「善光寺参り絵解き図」原画を展示


平成26年5月2日金曜日。

長野市にある八十二文化財団 スペース82館内の企画展示スペースへ
額装された「善光寺参り絵解き図」原画を搬入・展示致しました。

こちらの企画展示スペースでは現在、「善光寺街道 400年」と題して
『善光寺名所図会』も展示されております。

展示期間や詳細は以下の通り。


●展示期間 2014年5月6日(水)~2015年5月末
●開館時間 火曜日~金曜日 9:30~18:00
        土・日・祝日 10:00~17:00
 (※年末年始 12/29~1/3は休館)
●入場料 無料

お問い合わせ
八十二文化財団 026-224-0511


小林玲子氏のブログ もご覧ください。



記:山口純子


2014/04/10

●12 - 長野郷土史研究会事務所に届いた原画


3月末で完成した原画は写真スタジオでの撮影が終わり、
9日(水)に長野郷土史研究会事務所に運ばれました。

運んでくださったのは絵師の尾頭氏と山口純子氏。

事務所の壁に、尾頭氏ご自身の手で丁寧に掛けられました。
思わず見とれてしまうような、素晴らしい仕上がりです。
その絵にぴったり合った額装をしてくださったのは、FLAT FILE のモリヤコウジ氏です。

夫と私がこれまで採取してきた伝説上の人物・動物や、実在の人物が描かれた絵図。
細かい描写ですが、生き生きとしていて、今にも動き出しそうです。

これから複製を軸装にし、それを使って絵解きを行います。

原画の公開は、もうしばらくお待ちください。
5月上旬から八十二文化財団の「八十二別館」の「スペース82」で公開します。

10日付の「長野市民新聞」に、完成した絵解き図の話題が大きく取り上げられました。
尾頭氏は「絵解きによって命を吹き込んでいただくのが楽しみ」。
私は「善光寺を目指した人々の思いを絵解きで伝えていきたい」とコメントしました。

その絵解きは「善光寺御開帳前学習会」で、5月18日から3回シリーズで行います。
こちらもどうぞお楽しみにお待ちください。



記:小林玲子



メディア情報のお知らせ(4月10日 長野市民新聞)



平成26年4月10日発行の「長野市民新聞」に
善光寺参り絵解き図制作プロジェクトの活動の様子が掲載されました。



記:山口純子



2014/04/03

●11 - 額装、そして写真撮影へ


平成26年4月3日木曜日。

3月31日に完成した絵解き図は、翌日4月1日、
FLAT FILE のモリヤコウジ氏と尾頭氏により丁寧に額装されました。

額装の仕上がりはとても美しく、
制作中、尾頭氏のアトリエで見ていた絵解き図よりも
より一層、引き立っているような印象を受けました。

そして、更に翌日の4月2日、額装された絵解き図は
写真スタジオへと運ばれました。
これから撮影が行われ、その後は、軸装に向けて
引き続き、準備を進めてまいります。

皆様へのお披露目は5月になりますので
原画の公開、掛け軸による絵解きのお披露目まで
もうしばらくお待ちください。


記:山口純子



2014/04/01

●10 - 「善光寺参り絵解き図」を描き終えて


最終日の朝、私は絵解き図へ最後の一筆を描き落としました。

一年以上に渡って続けてきた「善光寺参り絵解き図」の制作、
絵師としての制作は、平成26年3月31日をもってすべて終了しました。

制作の内容、プロジェクトメンバーとの密な時間、絵解き図への想い、
そのすべてが、凝縮したかけがえのない経験となりました。


ふと、アトリエの作業机の上に積み重なった膨大な資料と
年季の入った筆や画材に目が止まりました。
この一年、常に頭のどこかで絵解き図の事を考えている自分に気付きました。


私ひとりでは決して描く事が出来なかった絵解き図。


この絵解き図は 『絵解き』 あってこそ生きてくるものです。
より多くの方々に、ぜひ、絵解きと一緒にご覧いただきたい。
そう強く願っています。


いよいよ始まる百話の絵解き。

この絵解き図が動き始めます。



記:OZ/尾頭/山口佳祐



2014/03/29

●09 - 完成まであと3日


平成26年3月29日土曜日、長野市内は気温20度を超える暖かさとなりました。

ついに完成まで 3日となり、
絵師の尾頭氏は、完成に向け仕上げ工程を進めています。

空白だった場所へは、物語に登場する人物ではない
かつて門前町で生活していたであろう人々の様子を描き込みました。

また、四季折々の風土を感じさせる描写は、
今にも動き出しそうな、表情一つとっても生き生きと描かれています。

全体の人物の配置や色のバランスは素晴らしく、
大変見ごたえのある仕上がりになってまいりました。


約1年以上かけてメンバーと共に制作してきた「善光寺参り絵解き図」。
間もなく完成致します。



記:山口純子




2014/03/21

●08 - 人物がより鮮明に見えてきた絵解き図

平成26年3月21日金曜日、春分の日。
春はすぐそこだというのに、長野市では雪がちらついています。

制作中の絵解き図に人物が何人描かれているかが気になり、
尾頭氏と共に、数えてみました。

その数、200人弱。
(動物は数えていません)

この人物たちがこれから絵解きの物語に登場するのです。

そして、このうち7割の人物の輪郭線がすでに描き込まれています。


写真は、 
『天狗のうちわの風に乗って戸隠へ向かう甚兵衛』 の姿。

他の人物や動物の描写も、皆様、完成までのお楽しみになさってください。


制作は、いよいよ佳境に入ってまいりました。
尾頭氏の絵師としての心境にも変化が出てきているようです。


『最後の一筆まで、全力で描きます』


と、真剣な眼差しで絵解き図を見つめる尾頭氏。

その強い想いが伝わってきました。



記:山口純子




2014/03/18

●07 - 額装の打ち合わせと進行状況



平成26年3月18日火曜日。
昨日は綺麗な満月の見える夜でしたが、今日は雨が降っていました。

本日は、尾頭氏のアトリエに小林玲子氏と
桜枝町の額職人・モリヤコウジ氏を迎え、額装の打ち合わせがありました。

モリヤ氏が持参したいくつものサンプルを基に、
絵解き図の周りを覆う額の色や仕上がりを時間をかけて話し合いました。

3月末日の絵解き図仕上がり後の額装に向け、準備が始まっています。




一方、絵解き図の人物は、少しずつ彩られ始めています。

尾頭氏は、全神経をその細い筆先に集中させ、
時代背景を思い描きながら、色を重ねています。

『着色の段階に入り、描き込まれた実際の場所へ
ふと足を運んでみると、描いた場所がより近くに感じる』

と話す尾頭氏。



今宵も制作は続きます。



記:山口純子







2014/03/17

「善光寺参り絵解き図」絵解きをする目的を確認

最低気温ー1,3度、最高気温14、1度。

17日午後2時から「善光寺参り絵解き図」の絵解きを行うメンバーが集まりました。

絵解き図を絵解きする趣旨や目的、今後のスケジュールを確認しあいました。
また長野郷土史研究会の小林会長と私が作成した台本の読み合わせもしました。


5月からいよいよ絵解きが始まります。
今後の絵解きに向けて、意欲を持って取り組もうと士気が高まりました。
スケジュールは次の通りです。多くの方にご参加いただきたく思います。

(拡大してご覧ください)



記:小林玲子




2014/03/13

第16回制作プロジェクト/絵解き図実物を前に制作状況を報告


平成26年3月13日木曜日。

外はしとしとと雨の降る長野市、第16回目の会合が尾頭氏のアトリエで開かれました。

初めに、小林玲子氏より3月10日にNHK長野放送局にて行われた収録の報告がありました。
その後、5月から3回にわたり予定している「善光寺御開帳前学習会」について
出来たばかりのチラシを見ながら、内容やスケジュールの確認をしました。

そして、尾頭氏より絵解き図実物を前に
現在の進行状況とこれまでの過程の説明がありました。

色の入った実物を初めて目にしたメンバーもおり、
アトリエに入った瞬間

「おぉ~っ!!」

と歓声が。

同じ緑でも、微妙な違いのある色を作り、描いた尾頭氏、
その丁寧な仕事ぶりを、メンバーへ伝えていました。


最後に、絵解き図が完成した後の額装や印刷等について話し合いました。


3月も半ばとなり、制作期間はあと半月。
いよいよ完成へ向けて、尾頭氏は描き進めます。




記:山口純子



2014/03/12

メディア情報(3月17日 NHK 長野放送局)

平成26年3月17日月曜日、18:10~19:00放送の
NHK 長野放送局「イブニング信州」内、『きらり☆旬の人』コーナーに
当プロジェクト代表で長野郷土史研究会 副会長の小林玲子氏が出演します。

3月10日にNHKのスタジオにて収録した映像が放送される予定です。

放送では、最新の絵解き図の様子も紹介される予定。
長野県の皆様、ぜひご覧ください。


小林玲子氏のブログにも紹介されています。
こちらもご覧ください。

http://blog.livedoor.jp/naganoetokino1/archives/2014-03-11.html



記: 山口純子



2014/03/10

『善光寺御開帳前学習会』 チラシ完成

3月末に完成する「善光寺参り絵解き図」を使って、
善光寺を目指した旅人たちの願いや思いを絵解きする
『善光寺御開帳前学習会』 のチラシが完成致しました。

学習会は、全3回構成で開かれます。




第1回、第2回、第3回と、すべて充実した内容構成です。

3月末に完成する絵解き図は、85話の物語を各所に散りばめて描かれています。
今回の勉強会では、実際に、その絵解きを目の前で体験することができます。

ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております。

絵解きを見てみたいけれど、5月まで待てない!という方へは
こちらをお勧め致します。

●3月15日(土) 13:30~14:30 
『善光寺世尊院釈迦堂の大涅槃図の絵解き』

絵解き/小林玲子氏(長野郷土史研究会副会長・絵解き口演家)



●チラシデザイン:山口純子
●チラシ 挿  絵  :OZ / 尾頭 / 山口佳祐



記 : 山口純子







2014/03/06

●06 - 着色と共に進めていた、登場人物たちの原画完了


平成26年3月6日木曜日。
長野市は、朝から雪がちらちら舞い、吐く息が白くなるほど冷え込みました。

着色と並行して進めてきた登場人物および動物の描写。
昨夜遅く、尾頭氏は原画へ、そのすべてを描き終えました。

その数は、優に100人を超えています。

絵解き図に登場する人物たちを全体にバランスよく配置するため、
先月、小林一郎氏、玲子氏、竜太郎氏、尾頭氏と私で

「誰をどこに描くか」
「どのような容姿なのか」
「何人なのか」

など、描写に必要な細かな情報を、半日かけて整えました。

その後、尾頭氏は膨大な参考資料を読み解き、
各人物たちの時代背景を調べ、全85話の絵解きができるよう描き込みました。


このような見えない作業があってこそ、
形として見える、「完成形」へとまた一歩近づいていくのです。


そして本日より、輪郭の描き起こしが始まりました。

アトリエの外はまた、雪がちらちら舞っています。




記:山口純子





2014/03/04

善光寺世尊院釈迦堂の大涅槃図の絵解き

絵解き情報/3月15日(善光寺世尊院釈迦堂)
●絵解き「釈迦涅槃図」
小林玲子(長野郷土史研究会副会長・絵解き口演家)
3月15日(土) 13時半~14時半
 
 
資料代 500円
参加自由、申し込み不要
 
善光寺世尊院釈迦堂では、1年に1度、同寺所蔵の大涅槃図を公開します。
絵解きはどなたでもお聴きいただけます。どうぞご参加ください。

  
                      
                    
                      
 

【お問合せ】
 長野郷土史研究会 ℡026-224-2673

2014/02/28

●05 - 善光寺本堂や山々の着色を終え、輪郭の描き起こしへ





絵解き図が彩られ始めて10日目の今日。
尾頭氏はひとり、絵解き図と向き合っていた。

善光寺本堂を含む建築物にはすべて色が入り、鳥居や山々はとても鮮明に描かれ、
彩色されたことによって、まるで浮き上がっているように見えている。

現在は、川や池などの水辺を塗り終え、
絵解き図のあらゆる場所に点在する木々を彩色しています。


この工程が完了し、輪郭の描き起こしが始まります。
輪郭の描き起こしこそ、細い筆先に全神経を集中させる大変重要な工程です。


明日から3月。
3月末の完成に向け、更に緊張感が高まることでしょう。



記:山口純子






2014/02/17

第15回制作プロジェクト/描き込まれる人物や動物の検討


平成26年2月17日月曜日。

週末から降り続いた雪が記録的な積雪となり、
長野市内もあたり一面に雪の山が残っています。
ちらちら雪が降る程度の午後。
長野郷土史研究会の事務所にて、予定通り会合が行われました。

初めに、小林一郎氏・玲子氏から配布された登場人物や動物のリストを見ながら
描き込む容姿や色などの話を進めました。
今回話し合った内容をもとに、今後、尾頭氏がラフスケッチを作画し
具体的な姿・形を決定していく予定です。

登場人物や動物の容姿や色の決定を進める傍ら、
尾頭氏のアトリエでは、並行して絵解き図本体の制作が進められます。


次に、尾頭氏が時間をかけて調合した色サンプルをプロジェクトメンバーに見せ、
屋根や柱、神社の鳥居や植栽等の色を確認しました。


その後、今後の予定や絵解きの方法などを話し合いました。




記:山口純子




2014/02/16

●04 - 絵解き図の登場人物・動物

平成26年2月16日(日)。

昨日から日本の広い地域を襲った大雪の被害。

長野市は今朝まで降り続き、朝8時の積雪は70センチとなりました。
雪国長野と言えども、近年にない大雪です。

本日、私は夫、小林一郎とともに、絵解き図に登場する人物・動物を描く場所を考えました。

絵解き図に登場するお話は、全部で85話。
全体のバランスを考えながら、人物や動物を配置しなければいけません。

明日は長野郷土史研究会事務所で、プロジェクトの会合を開きます。

明日の天気はどうでしょうか。晴れることを祈っています。
 

記:小林玲子


2014/02/12

●03 - 転写を終え、ついに色彩調合開始




平成26年2月12日水曜日、雲ひとつない晴天の長野市。
尾頭氏のアトリエでは、ついに色彩の調合作業が始まった。

第14回の会合後、キャンバスの下地作りに時間を費やした尾頭氏。

ベースとなる色が、この先彩られる建物や人物へも影響してくるため、
じっとキャンバスを見つめ、向き合う時間も多かったように思う。


その後、皆さまへお披露目した原画の転写が完了。



現在は、色彩の調合作業を進めています。

微妙な色加減を何度も何度もサンプルのキャンバスに試しては吟味し、
一色ずつ時間をかけて、使用する色を選定しています。


いよいよ絵解き図が彩られます。




記:山口純子




2014/01/31

第14回制作プロジェクト/本描きへ向け、色彩の最終調整




平成26年1月31日金曜日。

先日行われた「完成迫る 善光寺参り絵解き図」行事を経て、
郷土史研究会の事務所にて、第14回目の会合が行われました。

これからの制作工程に重要な色彩についてを
尾頭氏が持参してきた色サンプルを見ながら、慎重に話し合いました。

色彩ひとつで絵解き図全体の雰囲気や完成度、美しさが左右される
と考えている尾頭氏。
その想いを丁寧にプロジェクトメンバーへ伝え、議論し合いながら
絵解き図完成をイメージし、本描きへの準備が始まりました。




記:山口純子




2014/01/26

「完成迫る 善光寺参り絵解き図」 善光寺大本願にて開催


平成26年1月26日(日)

善光寺大本願の明照殿にて「完成迫る 善光寺参り絵解き図」が開催されました。
約250名の皆さまがご来場くださり、予想を大きく上回る盛況ぶりでした。

行事は講演・シンポジウム・絵解きの三部構成。
講演には久野俊彦氏(東洋大学講師)をお迎えし
「新作善光寺参り絵解き図の意義~高野山の刈萱堂の絵解きから~」と題して
高野山苅萱堂の絵解きの始まりや、経緯を詳しく解説されました。
絵解き図制作の活動も評価していただきました。

シンポジウムでは、絵解き図の原画をお披露目した後、
小林一郎氏(長野郷土史研究会会長)により、
スクリーンへ絵を拡大して解説していただき、
参加者からは、どよめきがわき起こりました。

かるかや山西光寺副住職夫人の竹澤環江氏が、
プロジェクトに参加しての思いや感想を述べました。
実地調査をした時、「見上げた空や、空気までもが新鮮でした」と。
また今後、絵解きを行う意欲も語りました。

お披露目された絵を説明する絵師のOZ/尾頭 /山口佳祐氏からは
苦心した点や、すやり霞の手法などの解説があり、
完成までの予定も発表しました。



最後に小林玲子氏による、「善光寺参り絵解き図の絵解き」が初披露され、
会場内が、絵の中の時代へタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれました。

絵の完成は3月末。
軸装にした絵解き図が完成するのは4月の予定です。




記:小林玲子・山口純子




2014/01/25

メディア情報(1月25日 週刊長野)




平成26年1月25日発行の「週刊長野」に「完成迫る善光寺参り絵解き図」行事が紹介されました。



2014/01/23

メディア情報 (「ながの情報」1月号)


フリーペーパーながの情報』のクローズアップに取り上げられました。



「完成間近の絵解き図が見られる機会を、お見逃しなく!」と紹介されています。



記:小林玲子




2014/01/21

メディア情報のお知らせ(1月21日 信濃毎日新聞)



平成25年1月21日発行の「信濃毎日新聞」の信州ワイドに掲載されました。



記:小林玲子



信濃毎日新聞の取材

1月26日(日)に行う「完成迫る 善光寺参り絵解き図」


20日に、信濃毎日新聞の取材を受けました。
絵解き図を作成している目的や、意義などをお話ししました。


行事当日、参加者にお配りする「描き込んだ内容」をまとめた資料も用意できました。
絵解きの準備も完了しました。


大勢の皆様に、絵図をご覧いただき、講演やシンポジウムをお聞きいただきたく思います。
絵解きもお楽しみに、どうぞお出かけください。


記:小林玲子

2014/01/17

長野市民新聞に広告



いよいよ行事が迫ってきました。

1月16日(木)に長野市民新聞の一面に広告を載せました。

今回の行事は来年の善光寺御開帳や、新幹線金沢延伸を前にして、絵解きで長野をアピールしようという取り組みです。

どうぞお気軽にご参加ください。多くの皆様に、お越しいただけることを願っています。

2014/01/13

善光寺大本願で初公開する「善光寺参り絵解き図」

 長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作し、新たな絵解きを創造しようという取り組み。
 
その「善光寺参り絵解き図」の初公開が、いよいよ迫ってきました。

完成迫る 善光寺参り絵解き図
開催 1月26日(日)
会場 善光寺大本願の明照殿
時間 10:30~12:00
申し込み 不要
参加費  無料

 こちらが会場となる「大本願」の明照殿です。
大本願の境内の南にあり、大正3年建立で、平成3年に改築。
結婚式や各種イベントが行われています。
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会場は地下ホールです。椅子が用意されていて、靴のままお入りいただけます。
大きなスクリーンも完備されていて、映像をご覧いただきながら講演や絵解きを行います。
シンポジウムでは、かるかや山西光寺副住職寺庭の竹澤環江さん、絵師の尾頭さんも登壇。

私が大本願明照殿で絵解きを行ったのは2008年8月。
長野県内の浄土宗のご住職様の研修会で、観経曼荼羅(当麻曼荼羅)の絵解きを行いました。
今回は、「善光寺参り絵解き図」の絵解きを初披露します。

初公開の絵図と共に、絵解きも楽しみにお出かけください。

2014/01/07

第13回制作プロジェクト/原寸大原画のコピーを囲んで

平成25年12月18日(水)

 長野郷土史研究会の事務所で会合を開きました。

壁に貼ってあるのは、原寸大の絵解き図原画のコピーです。絵を囲みながら話し合いました。

1月26日に開催するイベントの打ち合わせもしました。
また5月18日(日)には、完成した絵解き図の発表会を行うことも決めました。

1月26日、私が行う絵解きに、一人の人物が登場します。尾頭さんには、まずその人物を描いてもらうことになりました。

終了後、メンバーで西方寺に伺い、チベットの絵師が描いた「六道輪廻図」を拝観しました。
完成したばかりの、チベットの回向柱も見学しました。

 記:小林玲子





2014/01/06

「完成迫る善光寺参り絵解き図」の準備中

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

ブログの更新が遅れていて、大変失礼しました。

年が明け、いよいよイベント「完成迫る 善光寺参り絵解き図が近づいてきました。

1月26日(日)の行事に向けて、現在、様々な準備を進めています。

この日は制作途中の絵のお披露目があります。
プロジェクトのメンバーによる、シンポジウムを行います。
また私が、絵解きの一部を行います。

絵解きの台本は、ほぼ完成しました。
当日に向けて、日々練習中です。

1月26日(日)
会場は善光寺大本願の明照殿地下ホール。
10:30~12:00
参加費:無料

どうぞ皆様、お楽しみにご参加ください。

記:小林玲子