平成26年3月21日金曜日、春分の日。
春はすぐそこだというのに、長野市では雪がちらついています。
制作中の絵解き図に人物が何人描かれているかが気になり、
尾頭氏と共に、数えてみました。
その数、200人弱。
(動物は数えていません)
この人物たちがこれから絵解きの物語に登場するのです。
そして、このうち7割の人物の輪郭線がすでに描き込まれています。
写真は、
『天狗のうちわの風に乗って戸隠へ向かう甚兵衛』 の姿。
他の人物や動物の描写も、皆様、完成までのお楽しみになさってください。
制作は、いよいよ佳境に入ってまいりました。
尾頭氏の絵師としての心境にも変化が出てきているようです。
『最後の一筆まで、全力で描きます』
と、真剣な眼差しで絵解き図を見つめる尾頭氏。
その強い想いが伝わってきました。
記:山口純子