「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2013/05/21

第4回制作プロジェクト/原画に向け完成イメージの推敲


平成25年5月21日。
「長野郷土史研究会」事務所にて、第4回制作プロジェクトの会合が開かれました。

今回の会合では、完成イメージと実際に描く際のタッチを検討しました。

線や色をはじめ、筆のタッチや色の重ね方といった描写方法で、
仕上がりは大きく異なる為、
制作の始まる今から念入りに検討する必要があります。
また、今回の制作では全体の雰囲気がとても重要になってきますので、
原画作成のもととなるラフスケッチを何度も描き出しました。

私がイメージする線や色を、プロジェクトメンバーへ伝える為に、
何度も鉛筆を動かしながらお話を進めていきます。

無数にある抽象的なイメージを、
ひとつひとつじっくりと具象的なかたちへと整えていく原画作成作業。

第4回目を迎えた本会合において、また少し原画に近づいた時間でした。


記:OZ/尾頭/山口佳祐