「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2013/12/30

絵解き図に描かれる場所 十念寺の大仏堂



 


 間もなく、善光寺周辺は、二年参り・初詣で賑わいを見せます。
 善光寺はもちろんのこと、善光寺表参道沿いでは、かるかや山西光寺(北石堂町)と十念寺(西後町)が二年参りのお参りの方を迎えてくださいます。

 十念寺では、元旦午前0時から、出世大仏大祈願会が盛大に行われ、活気があります。上の写真は2011年の様子ですが、このように表参道に大きな旗が掲げられ、参拝者を迎えています。

 十念寺境内にある出世大仏は1799年の作です。現在の大仏堂は、1995年(平成7年)の大仏の解体修理の際に、建て替えられたものです。絵解き図には建て替え前の大仏堂が描かれることになっています。

記:小林竜太郎