かるかや山西光寺 副住職寺庭
竹澤 環江
かるかや山西光寺は、長野駅から善光寺へ向かう最初にあるお寺です。歴史は800年になります。善光寺参拝の折には必ず立ち寄る寺として、また「絵解きの寺」とも呼ばれています。
寺宝「刈萱道心と石童丸」・「六道地獄絵」・「十王めぐり」の絵解きをご要望に応じて随時行っています。(ホームページをご参照ください)
当山の絵解きの歴史は明治期には参拝者に仏教の教化のための一助として、盛んに行われていたようです。絵解きの需要がなくなる時代の流れとともに、衰退していきました。その衰退していた絵解きを明治大学教授 林雅彦氏にご指導を頂きまして、第59世住職夫人(現寺庭)である義母が35年前に、新たな絵解きとして復興しました。
私は副住職寺庭で2007年から師とする義母と絵解き・紙芝居活動を行っています。
このたび善光寺参り絵解き図制作プロジェクトのメンバーに加えていただきました。
メンバーとともに作り上げていく絵解き図の作成過程を目のあたりにして「絵解き図」に期待が膨らんでいます。学ばせていただく機会を頂きまして、絵解き文化の継承と未来に思いを馳せ、自身の絵解きにも精進したいと思います。