平成26年1月26日(日)
善光寺大本願の明照殿にて「完成迫る 善光寺参り絵解き図」が開催されました。
約250名の皆さまがご来場くださり、予想を大きく上回る盛況ぶりでした。
行事は講演・シンポジウム・絵解きの三部構成。
講演には久野俊彦氏(東洋大学講師)をお迎えし
「新作善光寺参り絵解き図の意義~高野山の刈萱堂の絵解きから~」と題して
高野山苅萱堂の絵解きの始まりや、経緯を詳しく解説されました。
絵解き図制作の活動も評価していただきました。
シンポジウムでは、絵解き図の原画をお披露目した後、
小林一郎氏(長野郷土史研究会会長)により、
スクリーンへ絵を拡大して解説していただき、
参加者からは、どよめきがわき起こりました。
かるかや山西光寺副住職夫人の竹澤環江氏が、
プロジェクトに参加しての思いや感想を述べました。
実地調査をした時、「見上げた空や、空気までもが新鮮でした」と。
また今後、絵解きを行う意欲も語りました。
お披露目された絵を説明する絵師のOZ/尾頭 /山口佳祐氏からは
苦心した点や、すやり霞の手法などの解説があり、
完成までの予定も発表しました。
最後に小林玲子氏による、「善光寺参り絵解き図の絵解き」が初披露され、
会場内が、絵の中の時代へタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれました。
絵の完成は3月末。
軸装にした絵解き図が完成するのは4月の予定です。
記:小林玲子・山口純子