「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2014/02/17

第15回制作プロジェクト/描き込まれる人物や動物の検討


平成26年2月17日月曜日。

週末から降り続いた雪が記録的な積雪となり、
長野市内もあたり一面に雪の山が残っています。
ちらちら雪が降る程度の午後。
長野郷土史研究会の事務所にて、予定通り会合が行われました。

初めに、小林一郎氏・玲子氏から配布された登場人物や動物のリストを見ながら
描き込む容姿や色などの話を進めました。
今回話し合った内容をもとに、今後、尾頭氏がラフスケッチを作画し
具体的な姿・形を決定していく予定です。

登場人物や動物の容姿や色の決定を進める傍ら、
尾頭氏のアトリエでは、並行して絵解き図本体の制作が進められます。


次に、尾頭氏が時間をかけて調合した色サンプルをプロジェクトメンバーに見せ、
屋根や柱、神社の鳥居や植栽等の色を確認しました。


その後、今後の予定や絵解きの方法などを話し合いました。




記:山口純子