「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2014/02/12

●03 - 転写を終え、ついに色彩調合開始




平成26年2月12日水曜日、雲ひとつない晴天の長野市。
尾頭氏のアトリエでは、ついに色彩の調合作業が始まった。

第14回の会合後、キャンバスの下地作りに時間を費やした尾頭氏。

ベースとなる色が、この先彩られる建物や人物へも影響してくるため、
じっとキャンバスを見つめ、向き合う時間も多かったように思う。


その後、皆さまへお披露目した原画の転写が完了。



現在は、色彩の調合作業を進めています。

微妙な色加減を何度も何度もサンプルのキャンバスに試しては吟味し、
一色ずつ時間をかけて、使用する色を選定しています。


いよいよ絵解き図が彩られます。




記:山口純子