「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2013/11/17

絵解き図に描かれる場所 西宮神社

 今年も11月18、19、20日に行われる西宮神社の「えびす講」の時期がやってきました。
 この神社は大正時代に現在地に移ってきました。それ以前は今よりもやや南側で、武井神社の北側にあったことから、善光寺参り絵解き図でも、武井神社のすぐ北側に描かれることになっています。
 
 特に賑わうのは、19日夜の宵えびすです。写真は、昨年の様子。お参りするのに長蛇の列ができていました。こんなに長蛇の列ができる神社は、善光寺界隈では他にありません。境内近くの通りには、縁起物などを売る露店が軒を連ねます。 
 
 
 松本でも、四柱神社境内社の恵比寿神社のお祭りとして、えびす講が同じ頃行われています。本日(11月17日)松本に行った折、お参りしてきました。松本では、列をつくってお参りする姿はなく、おみこしが出たり、野菜が販売されたりしていて、市民が自分たちでつくり、盛り上がるえびす講という雰囲気でした。
 
 まちによって、えびす様のお祭りでも大きく違っています。
 
 記:小林竜太郎