「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2013/06/27

第6回制作プロジェクト/原画作成に向けて内容の検討

 
平成25年6月27日。
「長野郷土史研究会」事務所にて、第6回制作プロジェクトの会合が開かれました。
 
今回の会合で最も重要な議題となったのは
絵解き図へ描く “内容の検討”。
 
絵師のOZ氏が、第3回制作プロジェクトで実施した調査をもとに、
原画作成用に、地図を細かくまとめ、撮影写真を整えて、
必要なラフスケッチを描いた資料を準備。
この資料を見ながら、建物の向きや形、位置の確認等を行いました。
 
OZ氏が作成した丁寧な資料を見ているだけでも、
今までにない、新たなの絵解き図が誕生するのでは・・・と
期待で胸が膨らむ、前向きな話し合いとなりました。
 
 
記:西澤純子
 
 
 
 

2013/06/03

第5回制作プロジェクト/善光寺境内の実地調査

 
平成25年6月3日。
第3回に続き、実地調査が行われました。
 
今回は善光寺境内の調査。
日差しが強く、まるで真夏のような天気の中、
絵解き図に描かれる予定の各場所を
小林一郎氏と共に歩いてまわりました。
 
絵師のOZ氏は、説明を聞きながら
丁寧に記録を取り、時にはラフスケッチを描きながら
絵解き図のイメージを膨らませていました。
 
 
絵解き図完成予定は平成26年3月。
制作プロジェクトの想いが詰まった絵解き図となるよう
これから更に、準備を進めていきたいと思っております。
 
 
記:西澤純子
 
 
 

2013/05/21

第4回制作プロジェクト/原画に向け完成イメージの推敲


平成25年5月21日。
「長野郷土史研究会」事務所にて、第4回制作プロジェクトの会合が開かれました。

今回の会合では、完成イメージと実際に描く際のタッチを検討しました。

線や色をはじめ、筆のタッチや色の重ね方といった描写方法で、
仕上がりは大きく異なる為、
制作の始まる今から念入りに検討する必要があります。
また、今回の制作では全体の雰囲気がとても重要になってきますので、
原画作成のもととなるラフスケッチを何度も描き出しました。

私がイメージする線や色を、プロジェクトメンバーへ伝える為に、
何度も鉛筆を動かしながらお話を進めていきます。

無数にある抽象的なイメージを、
ひとつひとつじっくりと具象的なかたちへと整えていく原画作成作業。

第4回目を迎えた本会合において、また少し原画に近づいた時間でした。


記:OZ/尾頭/山口佳祐


2013/04/13

メディア情報のお知らせ (4/13 長野市民新聞)



平成25年4月13日発行の「長野市民新聞」に
善光寺参り絵解き図制作プロジェクトの活動の様子が掲載されました。


記:西澤純子





2013/04/10

第3回 制作プロジェクト/善光寺周辺の実地調査



平成25年4月10日。
桜が咲き始め、気持ちの良い季節。

第3回制作プロジェクトは、長野駅周辺から門前町までを
前回の会合で作り上げた地図を持って、
実際に歩きながら各場所を確認し、撮影しました。

小林一郎氏(当制作プロジェクト顧問・長野郷土史研究会会長)による
細やかな説明を聞きながら町を歩くと、見慣れた交差点をひとつ見ても、
昔の光景が目に浮かび、歴史を感じることができました。

描かれる予定の寺社仏閣や橋、川の位置等を
ひとつひとつ確認した今回の実地調査。
絵解き図制作の準備には欠かすことのできない
大変興味深い、貴重な時間だったと思います。


善光寺境内の実地調査は後日実施予定です。


記:西澤純子