「善光寺参り絵解き図」制作の趣旨

■ 趣旨 ■

善光寺の信仰は、善光寺縁起を描いた絵伝を絵解きすることによって全国に広まりました。
このたび長野の絵解きの文化を発展させ、継承するために「善光寺参り絵解き図」を制作します。それを使って新たな絵解きを創造します。
平成27(2015)年には善光寺御開帳と新幹線金沢延伸が予定されています。それを前に、長野独自の伝統文化を全国に発信していきます。


平成25(2013)年2月19日
善光寺参り絵解き図制作プロジェクト

2014/03/13

第16回制作プロジェクト/絵解き図実物を前に制作状況を報告


平成26年3月13日木曜日。

外はしとしとと雨の降る長野市、第16回目の会合が尾頭氏のアトリエで開かれました。

初めに、小林玲子氏より3月10日にNHK長野放送局にて行われた収録の報告がありました。
その後、5月から3回にわたり予定している「善光寺御開帳前学習会」について
出来たばかりのチラシを見ながら、内容やスケジュールの確認をしました。

そして、尾頭氏より絵解き図実物を前に
現在の進行状況とこれまでの過程の説明がありました。

色の入った実物を初めて目にしたメンバーもおり、
アトリエに入った瞬間

「おぉ~っ!!」

と歓声が。

同じ緑でも、微妙な違いのある色を作り、描いた尾頭氏、
その丁寧な仕事ぶりを、メンバーへ伝えていました。


最後に、絵解き図が完成した後の額装や印刷等について話し合いました。


3月も半ばとなり、制作期間はあと半月。
いよいよ完成へ向けて、尾頭氏は描き進めます。




記:山口純子